「花の名前を見つけよう!」というプリント学習に取り組んだ時
あることに気づきました。
花の名前、知らない子が多い――。
かく言う私も怪しいが…。
プリントには「さくら」「ひまわり」「たんぽぽ」など、身近な花の名前の他
「ぼたん」「ききょう」など、あまり身近でない花の名前も含まれていました。
子ども達に「知ってる?」と聞くと、「知らなーい」との返事が。
あー、確かにそうだよね。
子ども達との会話では、
動物や食べ物、乗り物の名前などの言葉は毎日のように飛び交いますが
花の名前は、ほとんど登場しません。
と言うことは、「花の名前を教えてもらう時間」がないまま
子ども達は育っているのかもしれません。
だから私たちは
「知らない=できない」ではなく
「知らない=これから知るチャンス」と捉えるようにしています。
プリントが難しかった子には、
図鑑や写真カードを使って一緒に見て、確認をしていきました。
花の名前は、自然や季節、感性とつながる素敵な入り口です。
私たちは、プリント学習をただ単に“できる・できない”で判断するのではなく
子ども達の世界がどこまで広がっているのか、どんなふうに広げていけるかを
ゆっくり見つめていきたいと思っています。